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研究課題の見つけ方


1 研究の使命・社会的立場・目的

研究の使命と書くと一寸大げさなように感じるかも知れませんが,「何のために研究をするか?」という大義名分があると,研究課題が非常に見つけやすいということです.つまり,研究に対して使命感が有るか無いかで,何を研究するかが明確になります.

このサイトにおける目的は医療系社会人が医療系大学院受験を目的としています.ですから,究極の目的は人類の生命と福祉と幸福の維持と向上と考えても良いわけです.今回は,この中で人類の生命という方向で研究課題を考えることにしましょう.

となると,今あなたがしている仕事と人類の生命との係りはどのようになっているか考えて見ましょう. どうでしょう?ぼんやりとでも仕事と人類の生命との関連が沸いてきましたか?うっすらと何か感じますか?でしたら成功です.

その感覚を忘れないうちに業務を見直してみましょう.どうですか?何か疑問がわいてきましたか?それが問題点としましょう.大きくても小さくてもかまいません.先ずは問題を見つけることです.

また,この使命感があると小論文作成についても書きやすくなります.

「何のために研究をするか?」は研究の目的にもつながります.考えていただきたいのは,上述した使命ではなく,もう少し小さな目的です.ただし,社会に貢献するような大きさの目的です.この程度の大きさの目的を常にバックグランドとして持っていると問題の把握や課題がもう少し具体的になってきます.

先ほどは人類を相手に考えたわけですが,ここでは小さくし,国内の問題とするか,あるいは地域の問題として見ましょう.それともいっそのこと職場に限定してみましょうか.

よくあることは,研究そのもの,あるいは実験そのものが,研究あるいは実験の目的になってしまうことです.研究の発展性に欠けることになります.

それと,目的がそれてしまい,研究でも実験でもなくなってしまうこともあります.たとえば,「こんな実験をしたら.」「結果はこうなった.」という報告を聞くことがありますが,これは研究からは一寸離れてしまっています.目的が「発表すること」になってしまっているように思います.

今度は逆にとても小さな問題と思っていることが解決されたとき,社会にどのような貢献ができるだろうかを考えて見ましょう.研究の大義名分があると,思ったより影響が大きいと感じませんか.

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2 論文とは

論文とは,研究成果を公開するひとつの方法といえるのではないでしょうか?その研究を行うのに研究課題,つまり,何を研究するのかということになります.研究には全く新しい理論の展開や,物質の発見ということも研究課題の一つではありますが,普通は基礎になる研究が存在するものです.ここではもう少し一般的な研究ということについて述べることにします.

研究には創造性と新規性と論理性が求められます.全く新しいこと,あるいは新しい方法を用いてオリジナリティーにとんだ研究を作り出し,それを論理的に論文として書くことになります.

全く異なるものを関連付けて,新しいアイデアを生み出し,それを論理的に証明する場合, 経験や知識が多いほど,問題解決も方法も多く見つけることができることになります.つまり,経験に基づくデータの量の豊富さ,問題とデータを関連付ける能力が必要となるわけです.しかしこれらは現実に経験するのではなくとも本や文献から学べます.

2.1 創造性

オリジナリティーという言葉は良く聞かれるこっとおもいます.研究のオリジナリティーとは,あなたが考えた研究であるということです.つまり,世界中であなただけが行っている研究であり,他の人は行っていない研究であるということになります.

2.2 新規性

世の中にはない発想を用いた研究 新規性とは,人が気づかないことに気がつくことを基礎として行う研究ということになります.

2.3 論理性

物事を論理的に説明・証明することを言うのですが,この「論理的」と言う言葉がなかなかうまく理解できないのです.「風が吹けば桶屋が儲かる」というのを知っておられると思いますが,一見論理的でありそうに見えますが論理的でない事が結構あります.「三段論法」と言うのも聞かれたことがあると思いますが,これも適当に使ったのでは論理的ではありません.

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3 研究課題とは

3.1 課題の大きさ

研究課題は社会性を考え,非常に大きな事柄にしたいと思いますが,以下に述べる5. 2から5. 5までをかんがみ決定しましょう.

3.2 課題の与える影響

研究の規模と社会に与える大きさは比例しないと考えたほうが良いと思います.自分の研究が,内容,規模等を考えたときに社会に与える影響についても考えておく必要があります.

3.3 研究にかかる経費

大学院では学生であってもいくらかの研究費が支給されます.社会人として研究費を自分で都合することも考えなければなりません.また,研究助成団体に研究費を請求することも一案と考えます.

3.4 研究にかかる時間

修士課程で4年以内,博士後期課程で6年以内という時間的制約がありますから,その期間内で研究を仕上げることが肝要ですので,進学する課程によって研究課題の大きさが変わってきます.

3.5 研究にかかるスタッフ

計画している研究は本人一人でできる研究なのか,それとも複数人で行う必要があるのか明確にし,複数人必要であるならすでに手配が終わっていることが大切です.前項の時間のもんだいもありますので,それと関連して考えます.

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6 課題の決定

 

もし今,漠然としたものであっても,研究課題的なことが,頭の隅に浮かんでいる人は,次のことを考えてみてください.それは「研究分野」,「研究材料」,「研究方法」です.

6.1 研究分野の決定  

自信が考えている漠然としたことは,研究分野の中でどの位置に当てはまるのでしょうか?例えば看護学であるならば,成人看護,地域看護それともほかのところでしょうか?自分の漠然とした研究課題を研究分野に当てはめてみるだけで,ある程度の方向性が見えてくるのではないでしょうか?

6.2 研究材料の決定  

研究分野を当てはめた次は研究材料です.これは個人や患者という人を対象にしたものや,技術を対象としたもの,あるいは疾患を対象とする場合も有るでしょう.漠然とした研究課題に対して,何を対象として研究するのかを当てはめて見ましょう.それにより,研究課題が具体的になってきます.

6.3 研究方法の決定  

上記の研究分野と研究材料を当てはめた次は,研究方法です.少し具体的になってきた研究課題はどのような方法で実証,あるいは証明するのが良いでしょうか?多くの人の意見を聞くアンケート調査や,多くの実例を観察する実態調査,あるいは仮説を立てて,それを証明する実験でしょうか?研究分野と研究材料が具体的になってくるとこの方法も具体的になってきます.

研究課題の見つけ方看護の場合放射線の場合をつけておきます.お役に立てばよいのですが? 先頭へ
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